親愛なるスティーブ・ジョブス

今から思えば、それはもう約20年ほど前になる。
クワドラやLCシリーズを目の当たりにし
日々感動していたことを思い出す。
人間工学的に考えられたそのパーソナルコンピュータは
その使い方に気を取られることなく製作の方へ没頭できた。
あれ以来、マッキントッシュの虜となり
現在のMac Proまで愛着をもって使い続けてきた自分・・・。

その全てがスティーブの思惑通りに、私に伝わっていたと思う。
本当に本当にありがとう・・、そして安らかに・・・。

あ〜〜〜、凄く凄く残念でならない。
というか、まだまだ若過ぎだよ、スティーブさん!

以下「TOMIURI ONLINE」記事より抜粋させていただきました。

 米アップル社の前CEO(最高経営責任者)、スティーブ・ジョブズが10月5日、死去した。8月にCEO退任を宣言してから1か月強。9月には、ジョブズ退任を受けて私も本紙にコラムを書き、「スピーチの名人」として取り上げたのだが、ここでは別の視点から見てみようと思う。

 ジョブズについては、功罪含めて様々な追悼文が書かれているし、これからも出てくるだろう。多くは、パソコン業界の先駆者として、あるいは21世紀に入ってからのアップル社の奇跡的な躍進についてだろう。ジョブズ氏のカリスマ性に触れる物も多いはずだ。本人に直接取材したことがないので、その辺について書くわけにはいかない。

 思いついたことをつづってみようと思うが、最初に頭に浮かんだのが、アラン・ケイという一人のコンピューター技術者のことだった。「パソコンの生みの親」とも言われ、業界では超がつく有名人である。様々な研究所を渡り歩いて、1984年から1996年まではアップルのフェロー(研究者)だったので、当然ジョブズとも直接接点があった。

 「dynabook(ダイナブック)」をご存じだろうか。東芝のパソコンの商標名として有名だが、元々はケイが言い出したコンセプトである。1970年代初頭、コンピューターと言えば大型汎用機のことを指し、「パソコン」など存在すらしていなかった時代のことだ。

 ケイが思い描いていたのは、まさに現在の小型ノートパソコンのようなものである。大型汎用機と違い、個人が誰でも使えるもので、文字・映像・音声を扱えるマルチメディア的なコンピューター。当然、ネットワークにも対応している。「ダイナミック」な「本」という意味で、ダイナ「ブック」。コンピューターというより、「本がダイナミックに動く」イメージだったのかもしれない。

 ダイナブック構想の中で、「個人が誰でも使える」の部分を市場に送りこんだのが、ジョブズだった。80年代に大ヒットしたアップル社の初代Macintosh(マッキントッシュ)は、ユーザーインターフェースなどの部分で、ダイナブックのコンセプトをかなり実現していた。アップルはこの後、マルチメディア的な取り組みにも、早い時期から挑戦していく。

 この後、パソコンの世界はアップルとマイクロソフトの「OS戦争」の時代へ突入し、それが21世紀になるまで続く。最初に飛び出したアップルは、しかし80年代後半からずっと劣勢に回っていた。これは、共同創業者であるジョブズが経営陣と対立して、会社を飛び出してしまったことが大きい。アップル社製コンピューターは、出版・音楽などクリエーター業界では高い評価を受けて普及していたのだが、普通のビジネスの場や趣味の世界では、マイクロソフトのウィンドウズ勢が圧倒的に有利だった。

 そのせいか、90年代後半、それこそジョブズが復帰する以前のマックユーザーと言えば、かなりパソコンに詳しいコアなファン、という印象が強かった。今でもそうだが、熱狂的なマックユーザーは「エヴァンジェリスト」と呼ばれる。「伝道者」の意味で、比較的冷静なウィンドウズユーザーに比べ、とにかくアップル製品の良さをほめまくるのが特徴である。

グーグルのトップページでもスティーブに対し追悼を表していた。

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